ポイント

  1. 介護業界にもブラックな施設はある
  2. サービス残業を強いられたリ、パワハラを見過ごす会社はブラック認定
  3. ブラックな職場で働いている人は今すぐやめるべき

近年、ブラック企業についてのニュースをよく目にするようになりました。
情報化が進み、古くからあったブラックな体質が明るみに出てきているのだと思われます。

介護業界においてもブラックな施設というのは存在します。

あなたが当たり前だと思っている施設の仕組み、あり方は果たしてホワイトと言えるでしょうか。
また、ブラックな施設に転職しないようにするために、なにができるでしょうか。
これらについてまとめました。

こんな会社であればブラック施設

ブラック企業とは職場環境が悪い企業を指す言葉として定着していますが、明確な定義があるわけではありません。
あなたの職場がブラック施設かどうかは以下のような基準を参考に考えてみてください。

サービス残業を強いられる

仕事をしている以上、作業を途中で切り上げられないことというのは多々あります。
そういう時には残業をしなければならないのは仕方のないことです。

もし残業をする際に「定時でタイムカードを切ってから残業するように」など、施設として残業を認めてくれないような場合にはブラック施設だと認定してよいでしょう。

経費がきれない

仕事で必要なものを購入する際に、経費として認められないような場合もブラック予備軍と考えられます。
ボールペンやメモ帳などは自分で用意すべきかもしれませんが、施設が提供するサービスに欠かせない道具などの購入費用を自己負担で購入するように言われた場合には、その職場はブラック施設と言えます。

契約条件が事前に聞いていた話と違う

入社前に約束されていた給与や休日、残業時間や昇給制度などが入社後に著しく違っていた場合もブラック施設と言えるでしょう。
たとえば入社前には「月給25万円」と聞いていたのに、実際は残業を相当しなければ25万円貰えないなどです。

事前に申請しておいた有給休暇が取れないなどのように労働基準法に違反している施設であればブラック確定です。

パワハラ、セクハラへの対処がない

同僚、または利用者からのパワハラやセクハラを軽視しているような施設もブラック施設と言えます。
職員の労働環境を守ることは施設の務めです。

職場にお局様がいる、利用者から暴力をふるわれるなどは受け入れてはいけません。
きちんと施設に相談して対処してもらう必要があります。

ブラックな施設は今すぐにでも転職すべき理由

もしあなたが上記のような施設で働いているのであれば、今すぐに辞めて転職すべきです。
「私の職場はブラックかもしれない・・・でも辞めるタイミングがない」と思っている方も多いと思いますが、辞めるタイミングは自分で作らなければ、いつになっても訪れません。

なぜブラック施設は今すぐにでも辞めなければならないのか。
その理由は以下のとおり。

あなたの体調に関わる

真っ先に考えられる理由は、あなたの体調に関わるということです。
ブラック施設で働いていても、全く苦にならないのであれば問題ありません。

少しでも嫌だなと感じている場合、その環境が数か月、数年と続くにつれて確実にあなたの心身に影響を及ぼすからです。

自分の体調や精神状態の管理をできないような人が、介護施設利用者の健康、生活の質を保てるはずがありません。
あなた自身の体が第一であることを忘れないようにしましょう。

あなたの経歴に関わる

ブラック起業だと気づいても、すぐに辞めたら転職の際に不利になると考える人は多いです。
ですが、人事の立場から言えば、ブラック企業だと知りながらも行動しなかった人間の方が問題です。

施設によって異なりますが、社員の意見をきちんと取り入れられる施設ほど、自分で考えて行動できる人材を欲しています。
入れ替わりの激しい介護業界において「何年も痛みに耐えて頑張りました」という経歴を重視するような施設は、それまでの施設と同様に「なかなか辞めないでいてくれる人材」を欲しているブラック施設である可能性が高いです。

一緒に働く仲間のためにならない

ブラック施設と知りながらも働き続けることは、一緒に働く仲間が仕事を辞めることを制していることにも繋がります。
あなたが辞めなければ、あなたに迷惑がかかるから辞められないと思う同僚もいるでしょう。

職員が辞めて窮地に立たされなければ施設側が職場環境を改善することは望めません。

利用者のためにならない

利用者の満足度が高い施設というのは職員もキラキラと輝いた顔で働いているもの。
職員にとっての職場環境が悪いということは、利用者へのサービスの質の低下につながってきます。

利用者に喜んでもらいたいという気持ちで参入した介護業界のはずです。
質の低いサービスを提供することは、その真逆のことを行うことになるわけです。

就職、転職の際にブラック施設に行かないようにするには?

それでは就職、転職の際にブラック施設かどうか見抜く方法はないのでしょうか。
一般には以下のような点に注意して見極めることになります。

求人情報の掲示期間

求人情報がもう半年も一年も掲示されたままになっている施設は、慢性的に人材が足りていないことを物語っています。
求人情報を出して長い間採用がないというのは珍しいです。

そういった場合には採用があってもすぐに人員が欠けてしまっている状況と考えられます。

人が仕事を辞める理由にはいろいろありますが、やはり人間関係や職場環境といったところは大きな理由となってきます。
離職率が高い現場はブラックである可能性が高いと言えるでしょう。

好待遇での求人

求人情報を見ていると、他の施設に比べて好待遇の求人に出会うことがあります。
介護業界の人件費の財源は介護保険から成り立っている関係上、普通は職員の待遇にそこまで差をつけられないものです。
(施設やバックボーンの規模にもよります)

好待遇で求人を出すということは、裏を返せば「好待遇にしないと人が集まらない、定着しない」ということを表している可能性も考慮しましょう。

また、募集時は好待遇が掲示されていたにも関わらず、いざ面接、入社の段階になって「すぐに昇給できるから、最初はもう少し低い待遇で」などと就職前後での契約内容が違うなんてことにもなりかねないので注意が必要です。

求人情報からしっかりと見極めて、実際の面接や施設見学でその実態をつかんでから入社に進みたいところです。