ポイント

  1. 介護の仕事は3Kから4Kと言われている
  2. 実際に仕事はきついものの、苦痛に感じていない職員も多い
  3. きつい以上の喜び、やりがいを感じられるため続けられる

介護職のイメージと言えば「3K」、きつい(重労働である)、きたない(衛生面に問題がある)、危険(感染などのリスクがある)を想像する方が多いでしょう。
最近ではそこに「給与賃金が低い」を付け加えて「4K」とする声もあります。

これら全てをひっくるめて「キツイ」と表現するのだと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

介護の仕事って実際にどれくらいキツイのか

介護の仕事と言っても千差万別で、デイサービス特養では環境も労働内容も全く違います。
施設によって利用者の要介護度も違えば設備なども違ってきます。

そのため、どれぐらいキツイのかをひとまとめにすることはできません。

ただ、一般的に言われるキツさは次のようなものがあります。

  • 体力仕事であること:利用者を抱えて移動させる際に腰痛を起こしてしまうなど。
  • 怒号や暴力:利用者も思い通りに行かない点などでストレスがたまっていることから、理不尽に怒鳴られる、手を上げられるなど。
  • 衛生面の問題:排泄物で部屋が汚れていたり、排泄物を投げつけられるなど。

こういった状況に対して、大手企業で働くサラリーマンや公務員などと比べて年収が低いため「給与が安く、仕事が割に合わない」と思う方がいるのも頷けます。

ただし、実際に現場で働いている職員は、そもそもが利用者の役に立てるという事に誇りをもって仕事をしていますので、俗にいう3K、4Kを苦痛に思っていない方も多いです。
どちらかというと仕事が大変なのは介護職に限った話ではなく、大変さの方向性が違うだけと割り切っている方が多いですね。

介護職を離職される方は、そういった仕事自体のキツさよりも職場の人間関係によることが大きいです。

人間関係がよくない施設は利用者にとっても気持ちのよい施設ではありません。
利用者本位になれない施設であれば、これから先に生き残っていくのも難しいでしょう。

もし就職した施設の人間関係に問題があったとしても、人材不足が続いている今だからこそ、職員同士が協力して施設をよくしていけるような職場への転職が考えられます。

それでも介護の仕事にやりがいを感じる理由

ではなぜ一般的にキツイとされる仕事でも苦痛に思う方が少ないのか。
その理由は「キツさ以上のやりがいを感じられる仕事だから」です。

たとえば理不尽に怒鳴るような利用者と打ち解けることができた時には、それまでの苦労が報われるような達成感を味わうことができるでしょう。
介護職は利用者に直接触れ合う仕事ですので、利用者と自分に起きる変化の一つひとつを肌で感じやすい仕事とも言えるわけです。

そもそも介護職を目指す時点で誰かの役に立ちたいと潜在的に考えられる人ですから、直接的に誰かの役に立てるということは大きな喜びに繋がります。

利用者は普段、不満などを素直に表現します。
これが仕事のキツさにも繋がるのですが、そんな素直な利用者から言われる「ありがとう」の言葉には偽りがなく、自分が役に立ったのだと実感させられます。

また、介護の仕事で高齢者を支えるということは、同時にその利用者の家族を支えることにも繋がります。
利用者の家族が介護のために仕事を辞めなくて済めば、日本経済にも貢献することができるわけです。

自分が利用者を介助することで本人にも感謝され、利用者家族の支えにもなり、日本経済にも貢献できるということは介護職ならではのやりがいと言えるでしょう。