ポイント

  1. 介護職を辞めたいと思う最大の理由は人間関係
  2. 他業種への転職は自分のスキルをアピールできれば可能
  3. 転職をすることは大きなメリットを得ることができる

憧れの介護業界で働いているけれど、どうしても辞めたい・・・今まさにそう思っているのはあなただけではありません。

介護業界を離れていく人は、なぜ辞めようと思うのか。
そして介護職からの転職は可能なのか。
もし可能なら転職によって得られるメリット、デメリットはなんなのかをまとめました。

介護職をやめたい人に多い理由

介護職を辞めたいと思う方に多い理由は主に「仕事が忙しい」「賃金が安い」「責任が重い」などが挙げられます。
要するに「仕事量に対しての賃金が割に合わない」ということです。

事実、介護職と他の職業を比べた時、介護職は実際の労働力に対しての賃金は低めとなっています。
これはその賃金の出所が介護保険の介護報酬によるものなので、どうしようもない部分です。

ただし、いくら仕事が忙しくとも賃金が安くとも続けられる方は続けています。
どちらかといえば、人がその仕事を続けられるかどうかは、実は忙しさや賃金、責任の重さよりも「職場での人間関係」が大きいです。

職場の雰囲気が良かったり、上司の理解がある職場であれば、よほどのことがない限り「辞めたい」とはならないものです。

これは介護業界に限らず、どの職場でも同じことが言えるのですが、どうしても現場で叩き上げられて上司となる方が多い業界では「上司だから偉い」と勘違いして横暴にふるまう人が多くなるのが普通です。

本来は上司や同僚というのは「施設の雰囲気をよくする」「利用者の満足度をあげる」という共通の目的に向かって進む仲間であるはず。
これがなぜか「自分の思い通りに仕事をする」ということに重きを置く人と同じ職場になった場合、敵対する可能性があるわけですね。
本来味方である同僚と敵対すると、その職場に行くのが嫌な気持ちになるのは当然のことです。

その場合、本当は嫌いではない「介護」という仕事そのものまで嫌いになってしまうことも少なくありません。

介護職からの転職は可能なのか

もし介護職を辞めたいと思ってしまったら、他業種への転職を考えると思います。
はたして介護職から他業種への転職は可能なのでしょうか。

結論から言うと、どんな職業でもできるというわけではありませんが、可能です。

転職は前職が介護職かどうかが重要なわけではないからです。
重要なのは介護職を通じて何を学んだか。
そしてその学んだことを次の職場でどう生かせるのか、ということ。

会社が人を雇う時には、その人が自社で活躍してくれる見込みがあるのかどうかで判断します。
そのため、「前職が介護職だったから、ウェブデザイナーにはなれない」というようなことはないわけです。

一例としては、「介護職では多くを語らない高齢者の心の声を読むなど、現場でコミュニケーションスキルを学んだ」ということを活かして「クライアントの潜在的な意見を引き出すことで満足度を上げるという貢献ができる」というようなことをアピールできれば、どんな職場の人事担当者でもあなたの活躍の姿を想像できるのではないでしょうか。

また、介護職からの転職の場合、転職後にもし「介護の仕事の方が良かった」と思っても、すぐにまた介護業界に戻ることが可能です。
そういった意味からも転職のハードルは低いと考えられます。

介護以外の一般企業に行くメリット・デメリット

介護以外の一般企業に転職することは、業界の外を見ることができるというメリットがあります。
実はこれは自身のスキルアップに対して重要なこととなります。

たいていの人は一つの職場に就職して、一生をその職業だけで終えていきます。
これはその職業のプロフェッショナルであることを意味するかもしれませんが、逆に言うとその業界の常識しか知らないということも意味しているんです。

たとえば生まれてから一度も自分が生まれた県から外に出た事がない人と、世界何カ国も移り住んでいる人ではどちらが視野が広いかと言われたら答えは簡単ですよね。

介護業界は実際のところ、独特な業界と言われることもあり、業界内の常識が一般常識とは違うことも多々あります。
他の業種に転職して一度広い目線を持つことができるようになると、介護業界のいびつな形が見えるかもしれませんし、もしかしたらもう一度介護業界の魅力を再認識できるかもしれません。

逆に介護業界から外に出てしまうデメリットとしては、直接人の役に立っているような職がなかなかないという事が挙げられます。
介護職に就こうと思う方ならば少なからず正義感に強く、他者の役に立っていることや助けているという事に喜びを感じる部分もあったのではないでしょうか。

同じようにお客さんに直接触れるような他業種の仕事に就くのなら似たような感覚を得ることができるかもしれませんが、そうでない業種に就いてしまうと「今自分がやっていることは誰の役に立っているんだろう・・・」というような虚無感を感じることも少なくありません。

介護職を辞めたいと思った時には以上のようなことを参考に、転職に対してポジティブに考えて行動していくことが重要です。