ポイント

  1. 無資格で働ける介護業界の仕事
  2. 利用者と職員を支える役割
  3. 基本的にはパートアルバイト採用


介護業界を支えているのは何もケアマネジャーや介護職員だけではありません。
職員の手が届かない部分をサポートしている調理・清掃・リネン関係職が存在しています。

介護業界における調理・清掃・リネン関係職の仕事内容、給与や職場、求められていること、調理・清掃・リネン関係職へ就くために必要なことについてまとめました。

調理・清掃・リネン関係職の仕事内容

求人情報ではひとくくりにされてしまいがちな調理・清掃・リネン関係職ですが、それぞれ仕事内容は異なります。
そのため、募集要項も異なってきます。

調理職であれば、栄養士の食事指導に基づいた献立を利用者のために調理することから、施設で働く介護職員の食事提供がその主な仕事です。
調理だけではなく、下ごしらえや調理機器の手入れ、場合によっては食材や食器の管理もその仕事ないように含まれることもあります。

清掃職は主に施設内の共同スペースや共用トイレの清掃となります。
介護職員が空いた時間で行っている施設も多いですが、パートアルバイトを雇って共同部分だけの清掃を任されるというところもあります。

介護利用者の個室においては利用者の居住スペースということになるので清掃職として雇用された素人が清掃を行うことは基本的にありえません。

リネン関係は通常施設の介護職員が兼任することが多いものの、感染症のリスクなどがある現場においてはクリーニング業者を利用することもあります。
リネンの専門職としての求人は基本的にないと考えてよいでしょう。

調理・清掃・リネン関係職の職場

調理職の職場は調理が発生する施設ということになります。
共住型の施設、または調理サービスを行う通所施設などです。

各施設における調理施設が主な職場となりますね。

それに比べて、清掃職はどんな介護施設においても雇用の可能性があります。
清掃を行うスペースそのものが職場です。

いずれにしろ大きな施設でない限りは1人職場となる可能性が高く、責任力が問われる仕事となりやすいです。

調理・清掃・リネン関係職の給与

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、調理士の平均的な年齢、勤続年数から見た平均給与は以下のとおりになっています。

年齢 勤続年数 実労働時間 残業 月給 年間賞与
43歳 8.6年 174時間 14時間 248,100円 336,200円

あくまで一般的な調理現場における調理士の給与も考慮された額なので、基本的に賃金が低くなりがちな介護業界においてはこの限りではないことに注意が必要です。

実際には正社員としての募集は少なく、調理担当の正社員雇用だった場合の初任給は額面で17~18万円程度。
清掃職員のパートアルバイト雇用だった場合で時給850円程度が相場となっています。

ただし、調理士の免許を持っている、介護関係の資格を持っているなどの場合に資格手当がつくこともあり、その場合には時給換算で100円程度が上乗せになると思ってよいでしょう。

とはいえ、施設によっても差があるものなので仕事内容と合わせて給与面の確認も必ず採用前に行うようにしたいものです。

調理・清掃・リネン関係職になるには

介護現場における調理・清掃・リネン関係職に就くためには、特別な資格は必要ありません

施設によっては「実務経験のある方」「有資格者」を採用条件に入れているところもありますが、求人サイトの求人情報では「無資格・未経験OK」というものが数多く掲載されています。

前述のとおり調理士の免許や介護関係の資格を持っていると給与面での優遇がされますし、施設側としても安心して仕事を任せることができるため、資格を取得しておくに越したことはありません。

いずれの資格も実務が必要となるため、未経験で雇用してもらえる職場で働きながら勉強してステップアップの一環として資格取得を目指すのが一般的といえます。