ポイント

  1. 機能訓練の指導、またはその支援を行う仕事
  2. 利用者一人ひとりにあった機能訓練のプランを作成
  3. 特定の介護施設においては設置が義務付けられている

介護業界は現在、社会復帰や自立した生活を前提とした介護を中心に考えられるようになってきています。
そのため、身体の治癒を目的とした訓練が不可欠であり、施設によっては機能訓練指導員の設置が義務付けられているところも。

では機能訓練指導員とはどういった仕事を行う職種なのでしょうか。
機能訓練指導員の仕事内容、給与や職場、求められていること、機能訓練指導員になるために必要なことについてまとめました。

機能訓練指導員の仕事内容

機能訓練指導員はその名のとおり、機能訓練を指導する立場にある職種です。
具体的には利用者一人ひとりにあわせたリハビリテーションのプラン(機能訓練計画書)を作成したり、レクリエーションを実施したりなどです。

利用者ができるだけ自立した生活を送れるようにサポートするのが仕事の本質であり、歩行練習や筋力トレーニングといった実際の訓練を行うことも仕事内容の一つになってきます。

機能訓練指導員の職場

機能訓練指導員が求められる職場として有名なところでいえば、デイサービス(通所介護)があげられます。
デイサービスを運営するのにはかならず機能訓練指導員が1人以上設置されていなければなりません。

また、特別養護老人ホームも機能訓練指導員が1人以上設置されている必要があります。

いずれの施設においても基本的に機能訓練指導員としての仕事は1人で行うことも多く、実質的な機能訓練は介護職員に任せたとしても、その指導内容やプランについての責任は自分にふりかかってくるものです。

そのため、責任は重いもののやりがいのある仕事だと言えるでしょう。

機能訓練指導員の給与

機能訓練指導員の給与は施設によってまちまちなので一概には表せません。
一般的な介護職員(月給20万円前後)よりは高く、医療施設で働くリハビリ職員よりは安いといった印象です。

介護転職サイトなどで実際に募集されている求人情報から、自分が望む給与待遇の職場を選ぶ必要がありますね。

また、機能訓練指導員になるためには下記いずれかの資格が必要です。
そのため、介護施設における給与面が心配であれば、給与が比較的高めである病院のリハビリ施設など資格を生かして転職することも考慮にいれることができます。

これは他の介護職員などに比べてかなりの強みになると言えるでしょう。

機能訓練指導員になるには

機能訓練指導員という資格はありません。
その代わり機能訓練指導員になるには、下記いずれかの資格を有している必要があります。

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 看護師
  • 准看護師
  • 柔道整復師
  • あんまマッサージ指圧師

このうち、准看護師以外はすべて国家資格であることを考えても、機能訓練指導員になるのはなかなか狭き門だと言えますね。
いずれの国家資格も国家試験に合格する必要がありますし、国家試験の受験資格を得るためには専門の大学や養成学校を卒業している必要があります。

そのうえで利用者一人ひとりの状況や希望を知るためのヒヤリングがとても重要になってくる仕事ですから、コミュニケーションスキルもかなり必要とされてきます。
たとえば「歩きたい」という希望を持つ利用者には歩くための訓練を行うといった、利用者の希望と訓練内容の一致は欠かすことができません。
そしてこういった希望を知るためには、コミュニケーションが必要となってくるからです。

求人情報誌や求人情報サイトを使って、自分の持っている資格・スキルを最大限に生かせる職場での募集を探すところからスタートし、直接その施設へ応募してからの採用選考という流れになります。