ポイント

  1. 訪問介護施設には必要な責任者
  2. サービスの質と職員の管理が主な仕事
  3. 未経験からでも挑戦可能な管理職

サービス提供責任者(通称「サ責」)は訪問介護を行う事業所にとってはなくてはならない存在です。
というのも介護保険法によって訪問介護サービス施設においての施設利用者40人に対して1人のサービス提供責任者を設置することが義務付けられているためです。

そんなサービス提供責任者の仕事内容、給与や職場、求められていること、そしてサービス提供責任者になるために必要なことについてまとめました。

サービス提供責任者の仕事内容

サービス提供責任者はその名のとおり、サービスの提供に関する責任者という立場です。
つまりヘルパーさんが訪問介護において行うサービスについての責任を負う者ということ。

ではその責任とは具体的にどういうことかというと、2つの側面から考えることができます。

1つはケアマネジャーが作成するケアプランから、具体的に訪問介護サービスに落とし込んだ計画書を作成するということ。
これを元に職員が介護サービスを行うことになるので、サービス計画に問題があった時には作成をしたサービス提供責任者に責任が問われます。

もう1つは職員のモチベーションや体調面・精神面の管理、または職場における職員同士の対立などによる職場環境の悪化をふせぐことです。
要するに介護管理職としての仕事から職員が適切にサービスを行えるように諸々の管理を行う必要があるわけです。

職員の不調や不満はそのままサービスの質として利用者への対応に現れます。
そういった面からのクレームが出るのであれば、その責任はサービス提供責任者に問われるのは当然の流れと言えるでしょう。

サービス提供責任者の職場

サービス提供責任者は訪問介護施設の職員40人につき1人の設置が義務付けられているため、その職場は訪問介護施設ということになります。

とはいえ、ケアマネジャーとの連携だったり、実際にサービスを利用する方のお宅へ訪問したりなどの外回りが必須となってきます。
そのため、事業所だけが職場というわけではありません。

特に事業所長などへのキャリアアップを考えているのであれば、積極的に営業活動を行うなどサービス提供責任者としての仕事以上のことを行っていくことも視野にいれなければなりません。

また、管理する職員が急きょ欠勤することになった場合、代わりに出勤してくれる職員を探すことになりますが、それでも人手が足りなければサービス提供責任者自身が介護業務を行うということも珍しくありません。

その場合にはサービスが提供される現場そのものが職場ということにもなりえます。

サービス提供責任者の給与

サービス提供責任者の平均給与は厚生労働省の賃金構造基本統計調査では明らかにされていません。
基本的には通常のホームヘルパーの給与にサービス提供責任者としての資格手当がつくというものが多いようです。

ただし、資格手当というのは法的に定められたものではないため、施設によって額面が上下することが考えられます。
そのため、介護系の就職支援サイトなどで実際に支給される額面を確認することをオススメします。

サービス提供責任者になるには

サービス提供責任者は未経験からでも目指せる介護業界の管理職として注目されています。

未経験からサービス提供責任者になるためには、実務者研修という研修制度を利用することになります。
実務者研修は450時間の就学と実技を行うもので、これから介護業界に挑戦しようという方には魅力的な制度ではないでしょうか。

ただし、実際の求人内容では国家資格である介護福祉士の資格を求められる場合も多く、実務者研修を受けてから現場での実務を重ねて介護福祉士の資格を取り、そのキャリアアップ先としてサービス提供責任者を目指すというルートが一般的なようです。