ポイント

  1. 誰にでも受験資格がある介護業界の公的資格
  2. 資格取得の難度は比較的易しい
  3. 業界内でのキャリアパスを描ける最初の一歩となりえる

在宅要介護者向けのサービスである訪問介護に適した資格として存在していた「ホームヘルパー2級」の資格は2013年より介護職員初任者研修資格へと代わりました。

介護職員初任者研修資格は訪問介護に留まらず、施設の介護に関する内容も網羅した内容で、誰でも受講することが可能な公的資格です。

資格内容や、その取得方法、難易度、取得にかかる費用についてまとめました。

介護職員初任者研修資格とはどんな資格か

介護職員初任者研修資格は、介護にあたっての基本となる知識と技術を学び、理解したことを証明する資格となっています。

そのため、この資格を持っていることで特別名乗れる職種があるわけでもなければ、この資格がなければできない仕事というのもありません。

ただし、介護職員初任者研修の有資格者はより上級の国家資格である介護福祉士の資格試験を受験する際に特定の科目が免除される仕組みがあったり、介護職員初任者研修資格と5年の実務経験があることはケアマネジャーの資格試験の受験資格に値するなど、介護業界でのキャリアプランを考えた際に最初に取得する資格として適したものになっています。

資格取得者に求められるものは高齢者や障害者への食事、入浴、排泄から掃除、洗濯、買い物といった身の回りのことまでといった日常生活の援助になります。

ホームヘルパー2級とは異なり、訪問介護だけでなく施設での介護も想定した内容を持ち合わせた資格です。

介護業界においては有資格者であることが給与内容に影響することが多く、取得しておくことで給与アップにつながる職場も存在しています。

介護職員初任者研修資格を取得するには

介護職員初任者研修資格は、自治体が指定する養成機関による130時間の研修と1時間の筆記試験を終了することで取得が可能です。

130時間のうち40時間強は通信講座での受講も可能となっており、自身のペースに合わせて取得できるメリットがあります。

ホームヘルパー2級取得者は今後、介護職員初任者研修資格取得者と同等の扱いということになります。
ただし、取得のために必要な内容は大幅に変更になっています。

ホームヘルパー2級の時には施設での実習30時間が含まれていましたが、介護職員初任者研修では施設での実習はありません。
その代わりに実技実習時間が約2倍に増えて、さらに筆記試験が追加されています。

受講が必要な講座が130時間なので、早い人は1カ月での取得も可能です。

介護職員初任者研修資格の取得難易度

介護職員初任者研修資格はホームヘルパー2級の資格と異なり筆記試験が導入されていますが、講座で学んだ内容の確認テストのようなものなので基本的には誰でも合格できるものとなっています。

もし不合格となってしまっても補講の上で再度受験することができるので、きちんと講座を受講していれば取得が難しいといったことはないでしょう。

また、資格を受験するための特別な条件というものも存在しませんので、受験者のハードルも低い資格となっています。

介護職員初任者研修資格の取得にかかる費用

介護職員初任者研修資格は前述の通り、自治体の指定する養成機関が行う研修を受け、筆記試験に合格することで取得することができます。
取得にかかる費用としては、研修を行う機関によりまちまちではありますが、数万円〜10万円未満という場合がほとんどです。

一度受講をスタートすれば、自分で諦めない限りは取得できる資格ですので、選択する業者が提示する金額が取得にかかる費用と考えて問題ありません。

また、受験のための条件もありませんので、受験資格を得るためにかかる費用というのも存在しません。