ポイント

  1. 高齢者との円滑なコミュニケーションは介護現場において重要
  2. 誰でも取得できる難易度低めの資格
  3. 資格所有だけで特別有利になることはない

介護業界において、実際に介護業務を行っている職員は高齢者とのコミュニケーションが必要なスキルであることは言うまでもありません。
高齢者コミュニケーター資格は高齢者とのコミュニケーションを円滑にはかれるようになるためのスキルアップを目的とした民間資格です。

資格内容や、その取得方法、難易度、取得にかかる費用についてまとめました。

高齢者コミュニケーター資格とはどんな資格か

介護の現場においては高齢者とのコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーションによって時には利用者の希望を聞いたり、時には利用者の状態を知ることにも繋がるからです。

現在の介護業界においては利用者の生活の質、尊厳を守ることが重要です。
どれだけ手厚い介助だったとしても、利用者の気持ちが置いて行かれていては意味がありません。
そういった観点からも、円滑なコミュニケーションは利用者本位の介護を行ううえで必要なことと言えるわけです。

コミュニケーションスキルというのは学問として学んだからといって一朝一夕で身に着くようなものではありません。
実際に会話をしたりお互いの文化に触れ合うことで徐々に積み上げていくものです。

ただし、実際の会話を行うにせよ、その基礎となる部分を持っているかどうかで、その後の成長スピードやクオリティには違いが出てくるものです。
たとえば認知症の方とコミュニケーションをとらなければならない状態の時、何も土台がない状態で会話に臨むのか、「認知症患者の心身状態」「どのようなコミュニケーションをとるのが適切か」を知ったうえで臨むのとでは全く違った結果になることは想像しやすいのではないでしょうか。

高齢者コミュニケーター資格は民間資格ですし、「高齢者コミュニケーター」という肩書を名乗ったところで就職に有利になるなどはありません。
就職に使いたい場合は介護職員初任者研修実務者研修を終了している方が有利です。

その代わりに自分自身のスキルアップや、会話への自信をつけることに繋がりますので、そのための学習というつもりで空き時間を使って高齢者コミュニケーター資格を取得するのが望ましいでしょう。

高齢者コミュニケーター資格を取得するには

高齢者コミュニケーター資格は、基本的には通信講座での受講を修了することで終了資格を得ることになります。
3カ月間かけて段階的に高齢者とのコミュニケーション技術を習得していく流れです。

ただし、通信講座なので実際に高齢者とのコミュニケーションを取ってスキルアップしていくのではなく、あくまでシミュレーションによるスキルアップということになります。

資格自体は通信講座の受講終了で取得できたとしても、実際のコミュニケーションスキルを上げるためには老人福祉施設へのボランティアを繰り返すなど、介護業界で働いている方なら実践で使っていくことが重要です。

高齢者コミュニケーター資格の取得難易度

高齢者コミュニケーターの資格取得難易度は、通信講座を受講するだけですので低めです。
また、受講のために必要な条件というのもありませんので、誰にでも取得することが可能な資格と言えます。

ただし、繰り返しになりますが、この資格を有しているだけで就職が有利になったり、何か特別なことができるようになるわけではありません。
また、資格取得だけでコミュニケーションスキルが上がるわけでもありません。

あくまでその基盤となる知識の習得のために得る資格だと言う点には注意が必要です。

高齢者コミュニケーター資格の取得にかかる費用

高齢者コミュニケーター資格の取得にかかる費用は、通信講座の費用のみです。
ニチイの通信講座で最短3カ月3万円というものがあり、比較的安価に取得できる資格と言えるでしょう。