ポイント

  1. 要介護者の外出介助に関するプロフェッショナル
  2. 都道府県知事認定の研修を修了することで取得可能
  3. 取得は安易ながらもこの資格だけでは就職に厳しい部分も

在宅で療養する要介護者にとっては、外出の機会というのは重要な意味をもっています。
そうはいっても要介護者の外出は支援する家族の負担になるものです。

そこでガイドヘルパー(障害者移送介護従事者)の資格が生きてきます。

ガイドヘルパーは都道府県知事が認定する公的資格です。
資格内容や、その取得方法、難易度、取得にかかる費用についてまとめました。

ガイドヘルパー資格とはどんな資格か

在宅で療養している要介護者にとって、外出する機会というのは喜びでもあり、社会性を持つという意味でも非常に重要です。
本来は介護者である家族などが支援をすれば問題ありませんが、それなりに負担も大きく完全に家族だけで行うのは困難です。

ガイドヘルパーはホームヘルパー同様「ヘルパー」という仕事に分類されますが、働く現場が異なります。
ホームヘルパーが居宅での介護(訪問介護)となるのに対し、ガイドヘルパーは居宅から外側(外出支援)が仕事現場になってきます。

つまり、利用者の外出を支援するための専門資格ということです。

介護福祉士や介護職員初任者研修、ホームヘルパー2級の有資格者であれば、知的障害者への介助が許可されていますが、全身性障害者や視覚障害者への介助は認められていません。

そのため、全身性障害者や視覚障害者のどちらへの外出介助も可能であるガイドヘルパー資格は今後求められていくことが予想され、他の資格を取得した方でも合わせて取得したい資格と言えます。

ガイドヘルパーの有資格者で自動車免許を持っている場合には車での移送も可能になるなど仕事の幅が広がります。
ただし、ガイドヘルパー資格だけでは就職に際して圧倒的に有利になるとは言えない部分もあり、介護職に就く場合には介護職員初任者研修など他の資格と併せて取得するのがよいでしょう。

ガイドヘルパー資格を取得するには

ガイドヘルパーの資格を取得するには都道府県知事が認可する研修を終了することが必要です。

全身性障害者移動介護向けの研修が16時間、視覚障害者移動介護向けの研修が20時間、知的障害者移動介護向けの研修が19時間となっています。
介護職員初任者研修修了者の場合は知的障害者移動介護向けの研修が免除になる可能性があります。

他にも自治体によって免除となる条件が異なるので、自身が受講する自治体での条件を確認しておきましょう。

通信講座での取得も可能なため、ライフプランに応じての取得が目指せます。

ガイドヘルパー資格の取得難易度

ガイドヘルパー資格の取得には前述のとおり数十時間におよぶ研修を修了すればよいだけなので、難易度は比較的低いと言えるでしょう。
研修自体も最短で2日ほどです。

また、ガイドヘルパー研修を受講する条件も基本的にはありませんので、誰でも受講してガイドヘルパー資格を得る事が可能です。

ただし、これも各自治体によって条件が課される場合もありますので、事前の確認が必要です。

ガイドヘルパー資格の取得にかかる費用

ガイドヘルパー資格の取得にかかる費用は、研修を受講するためのスクーリング費用だけとなるため、比較的安価と言えます。

安いプランでいえば25,000円程度から存在しており、介護職員初任者研修を修了している場合には数十時間の研修免除と同時に費用が割り引かれることもあります。
ただしこれも各自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

また、ガイドヘルパーの研修受講条件が基本的にはないので、そこまでにかかる費用というのもありません。